[IoT][OpenData][LinkedData] ウェアラブル時代のコンテンツ

By |1月 6, 2015|IoT, Open Data, |0 comments


新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

さて、年末年始は例年のごとく昨年と今年の技術トレンドを語るまとめ記事が流通しますが、どの記事でも取り上げているのが「IoT」ですね。

昨年、私も僭越ながらSalesforce Developer User GroupのMeetupにてIoTについてスピーカさせていただきましたが、その時に取り上げた内容はIoTの中でも「ビッグデータ処理」に絞ったものでした。

一見ハードウェアに目が行きがちなIoTにおいて、なぜデータ処理に着目するのか?

今回は年初ということもあり、いつもと趣向を変えて語り口調のエントリにしてみます。

私はIoTを考えるとき、よくインターネット黎明期と重ねて考えることが多いです。

インターネット黎明期を一言で言いますと、ネットワーク関係がEthernetやTCP/IPの規格に統合されていき、モデムでダイアルアップからISDN→ADSL→FTTxと回線の帯域が増し、CPUやメモリ/HDDのスペックが倍増していく中で、主に「人間」に提供されるコンテンツの量と質が向上していった歴史だと思います。

一方、現在IoTまわりの話題をチョイスしてみますと以下のような感じ。

  • デバイスから発生するデータをどうやってクラウドに上げるのか?
  • どのような規格のプロトコルが最適か?それはMQTTなのか?
  • セキュリティ的にインターネットで良いのか?VPNが良くないか?
  • デバイス的に有線が無理な場合は無線?WiFi?BLE?MVNO?

インターネット黎明期に当てはめて考えてみれば言わずもがなですが、現在語られている上記のことのほとんどはネットワークやハードウェアの話ですよね。

そう考えると今年や来年あたりにインフラ的な話が徐々に収束していくかもしれませんね。

その時、ソコを流れるコンテンツ(データ)とコンテンツ消費のUXが重要になると思います。

弊社も元々、主に「人間」に対するコンテンツを制作/提供してきた会社ですから、その時に向けて今から準備しておくことは当然のことです。

ところで、先ほどから「主に人間」と強調しているのは、IoTの場合、人間以外へのコンテンツ提供も考慮しなければいけないということを言いたいわけです。

IoTによりウェラブルデバイスが普及してくると、身につけているモノが人間や他のモノにコンテンツを流通させるようになります。

また、対人間であっても「視覚以外」のコンテンツ提供も必要になってくると思われます。

つまり、現在のような「主に人間の視覚にのみに訴える」という広告だけではなくなると思われます。

視覚以外に訴える広告とはどういったものでしょうか?

ただ歩いているだけで、その辺の飲食店のアピール音声が聞こえたりするんでしょうか?

そんなの客引きと同類です。想像してみただけで鬱陶しいですね。

ただ、このままでは視覚に訴える広告はジリ貧なはずですから、なんとかして視覚以外の露出を増やさないと広告自体の意義が失われかねません。

そうすると自ずとターゲットのTPOに対して「より自然な」広告となっていきます。

理想は「アレ知りたい」と思ったタイミングでアレについて語りだしたり、お腹が空いたタイミングで今立っている場所の周辺のお店で人気店が光りだしたり(VR)といった、今の感覚では「それ広告なの?」という感じになっていくと思います。

でも、その未来に行き着くまでが難しいんですよね。

上記のような理想を実現するためには現在に立ち戻ってインフラを整えなければいけません。

インフラが整ったらデータを集約しないといけません。それも個人や組織に紐付けて整理しないといけません。

それを日常的に継続して稼働させ、蓄積したビッグデータから対象の個人や組織の特性を自動的に導きださなければいけません。

ただし、これだけでは対象の求めているタイミング(空腹など)くらいしか特定できません。

それらに対する回答データは対象が持ち得ないデータなので別途収集するしかありません。

というより、それらのデータを既に保有している人なり組織があるはずです。それらの既存データを利活用した方が効率が良いはずです。

それは構造化データかもしれないし、非構造化データかもしれません。対人間の視覚のみに提供する形態かもしれません。

それらのデータをIoT時代に流通可能な状態に変換しないといけません。

技術的には[salesforce][OpenData][LinkedData] オープンデータの試行運用が開始されました[OpenData][LinkedData]経済産業省Open DATA METIのAPIアクセスで取り上げたようにLinkedData化することで流通可能です。

ただ、誰がどのようなモチベーションで変換・整理するのでしょうか?

その辺りのヒントもインターネット黎明期にあるかもしれません。

ウフル・データサイエンス研究所では今年もこういった視点でデータの流通について少しでも発展できるように取り組んでまいります。

本年も何卒よろしくお願い致します!

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