[Force.comでWeb制作]事例紹介 – GDO mixiアプリ
今回の事例紹介は、ゴルフダイジェスト・オンライン様の案件のご紹介をさせていただきます。
◆経緯
総合ゴルフ情報サイトを運営されているゴルフダイジェスト・オンライン様のキャンペーンをmixiアプリ上で行うことになり、Saleforceを活用した開発を行いました。
◆要件
- mixiアプリとして、ゴルフアンケートアプリを公開したい。
- 回答情報をSalesforceに登録してマーケティングデータとして分析を行いたい。
- ユーザ規模の予想が難しい状況で、スケーラブルな環境を安価に確保したい。
◆全体設計
全体像はこんな感じ。(実際のアプリはもう公開終了しています。)
mixiアプリとして公開するページをまず1枚Visualforceページとして作成してForce.com Sitesで公開します。これが表に表示されるページになります。mixiアプリの表側の表示ページは1枚のページで完結させてページ遷移は全てJavaScriptで行っています。アンケートの回答の送信やコメント投稿の送信は、Force.com Sitesで公開してある特定のVisualforceページに向かって行い、そのVisualforceページの<apex:page>タグのaction属性で送信されてきたクエリのパラメータを受け取ってAPEX内で処理する、みたいな作りになっています。
◆作ってみて
これはSalesforce内のVisualforceページを外部に公開できるForce.com Sites機能と、mixiアプリというソーシャルアプリケーションのプラットフォームを組み合わせた開発例になります。全ての開発環境をクラウド上で完結させていて、インフラの投資やメンテ作業は全くありません。開発期間は一ヶ月程度です。Force.com Sitesを使ってWebページを作るメリットは、
- スケーラブルな環境が手軽に構築できる
- 開発時に集中する技術要素がAPEX/Visualforceに絞られているので開発期間が短縮される
- 豊富な業務アプリケーション機能がデフォルトで提供される
といった点が考えられます。今回のmixiアプリのようにオープン時から大規模展開が予想されるが規模の正確な予測が難しいキャンペーンページのような場合や、開発期間が極端に短い場合などにはその真価を発揮します。