[salesforce]新サービス VMforce
VMforceの発表会が行われました。
Javaをクラウドに乗せる「VMforce」、セールスフォースとVMwareが共同提供
VMforce 開発者向け情報
VMforce
Force.com Database for Java Developers
VMforce Provides Spring Cloud Platform
VMforceとは、Force.comのクラウドインフラを利用してJava開発ができる開発環境を指すようです。
Javaの開発はSpringSource Tool Suite を使って行います。Springフレームワークはオープンであり申請すればすぐに使えるようです。
アプリケーション例として、Chatterアプリケーションやモバイル用アプリケーションなどがあげられています。
発表の中ではVMforceの様々なメリットが語られています。例えば
- Force.comの物理的なインフラを利用するのでセキュリティや可用性の面で優れている。
- スケーリングは自動的に行われる。
- 新技術の学習が多いGAEとは違い、既存のJava技術をそのまま使える。
などなど。
ただ、いまいちイメージができないのがVMforceの実体というかどう動いてどういうことが提供されるものなのかというあたり。APEXトリガやVisualforceページみたいなものが作れるのか、それとも普通のWebサイトを新しく構築するのか。デモビデオのワンシーンをみると後者に近いように見えます。
これはForce.comの標準画面上のVMforceの管理コンソールらしいですが、デプロイしたアプリケーション群とそれぞれの起動/停止ボタン、それぞれのアプリケーションのURLが表示されています。URLはhogehoge.vmforce.comと振られているようなので、Force.com Sitesのように申請したURLをベースにパブリックなWebサイトを作れる機能なのかもしれません。
ぱっと思いつく用途としては、日本の携帯電話対応サイトの構築があります。Force.com Sitesで作ったVisualforceページを日本の携帯電話から見ようとすると、Visualforceページがデフォルトで提供するJavaScriptなのかHTTPヘッダなのかが邪魔をしてうまく見れないのです。カスタマーポータルやForce.com Sitesから派生して携帯サイトを構築する要望はかなり多いのでそこが補完できると大変ありがたい。
他にも、価格面や具体的な利用までの手順や利用開始時期など気になることはまだまだありますが、それはもう少し待ちのようです。