[salesforce]Summer’10 新機能
こないだSpring’10の記事を書いたばかりなのにもうSummer’10の記事です。追っかけるのが大変。
リリースノートをみると3分の1くらいがChatter関連の内容で、Summer’10はChatter一色なかんじ。その中で気になった機能をピックアップ。
- Chatter
世間を騒がせているChatterがついにリリース、と思ったらリリースノート上はまだβリリースと書いています。正式リリースが待ち遠しい、というか正式だと何かちがうんだろうか。利用可能エディションはGroup、Professional、Enterprise、Unlimited、Developerとなっており、利用するにはSalesforce社への申請が必要となっています。 - Cloudスケジューラー
顧客との打ち合わせスケジュール調整機能。リードや取引先責任者に対してメールを送りスケジュール調整専用のWebページを提供して円滑にスケジュール調整ができる、という機能です。利用の流れは以下のような感じ。リードや取引先責任者の活動予定関連リストに、「New Meeting Request」ボタンを設置、クリック。
招待する対象のリード、取引先責任者を選択(最大50人まで)。
メール本文を入力して招待メール送信。
メールを受信して、「Respond to the Request」ボタンをクリック。
この打ち合わせ専用のWebページが開いて、自分の都合よい日時を複数選択してコメント入力して保存。右カラムには他のゲストが入力した予定やコメントが一覧されている。
ゲストの入力が済んだところで、招待者は再度招待画面を開いて、最終的な都合のよい日時を選択して保存。
これで完了です。
リスケやキャンセル機能などもあるようです。よく打ち合わせ時間調整で、カレンダーとにらめっこしながらメールに書いて何度もやりとりしたりしますが、参加者が増えたりするとなかなか大変ですので、これは結構重宝するかも。 - ハイボリュームカスタマーポータルユーザ
Spring’10でもでていたカスタマーポータルライセンスの廉価版?になるんでしょうか。Spring’10でもパイロット版でしたが、Summer’10のリリースでもパイロットと書いています。カスタマーポータルのニーズは非常にあるのでぜひ調査してみたいんですが、どこにも資料を見たことがありません。。 - Force.com Sitesでシングルサインオン
SAMLを使ってForce.com Sitesでシングルサインオンができるようになるようです。 - Force.com SitesのURL書き換え機能
Force.com Sitesで作ったページのURLはVisualforceページ名がそのまま割り当てられていましたが、ユーザフレンドリーなURLを自由に設定できるようになるようです。
[php]
global class yourClass implements Site.UrlRewriter {
global PageReference mapRequestUrl(PageReference yourFriendlyUrl)
global PageReference[] generateUrlFor(PageReference[] yourSalesforceUrls);
}
[/php]こんな感じで、Site.UrlRewriterというAPEXのインターフェイスを使って、書き換え前と書き換え後のURLのマッピングを行います。
- Force.com SitesでCookieのサポート
これもうれしい。 かなりSitesで実現できることの幅が広がります。
コード例:Working with Cookies on Sites pages in Summer ’10 - システムログコンソール
システムログコンソールがかなりリッチな内容になります。 - ガバナ制限周りいろいろ
・バッチAPEXのexecuteメソッドの24時間以内に25万回という制限が撤廃されました。