[salesforce]salesforce組織からのアウトバウンドメール上限数について

By |8月 14, 2010|salesforce, |


一括メール送信機能をリード、取引先責任者オブジェクトで使うときや、APEXスクリプト内にメール送信機能を実装した際には、Salesforce組織から送ることができるメール送信数上限である、1000通/24時間というガバナ制限に注意する必要があります。

これを回避するには、

  1. 外部の別のメール配信ソリューションを利用する
  2. ワークフローメールアラートを工夫して活用する

などの方法が考えられます。

1の方法は常套手段ですが、コストや導入スピードに影響を及ぼす可能性があります。

2の方法は、ワークフローアラートメールがSalesforce組織のメール送信数上限にはカウントされない、という仕様を利用するものです。活用例としては例えば、

  1. 1000通を超える送信メールがある時には、まずメールキューオブジェクトのようなものを作っておく
  2. 送信したいメールをそれぞれレコードに分けてメールキューオブジェクトに格納する
  3. そのメールキューオブジェクトに日付項目/メールアドレス項目/メール本文項目を設けておく
  4. メールキューオブジェクトのメール本文を挿入する電子メールテンプレートを作る
  5. メールキューオブジェクトにワークフローメールアラートを設定して、電子メールテンプレートを使ってメールアドレス項目宛にメールを送信するように設定する。
  6. APEXスケジューラとタイムトリガを組み合わせることで、定時にメールキューレコードを一括作成して、その後一斉にメール送信するようなソリューションが構築できる

みたいなやり方があります。