[googleapps]CNAME設定に便利な国産DNSサービス Dozensを利用してみた

By |2月 17, 2011|Google Apps, |


参考:[jp] Dozens(ダズンズ)はGoogle Appsを身近にしてくれる国産DNSサービス

GoogleAppsを利用開始するための作業の一つに、GoogleAppsで利用するドメインのDNSレコードの設定作業があります。Google側ではDNSサーバは用意してくれないのでDNSサーバは自前で用意する必要があります。多くの中小規模の企業の場合は、自社サイトで利用しているレンタルサーバに付属のレンタルDNSサービスや、自社ドメインを管理している業者が提供するレンタルDNSサービスを利用していることでしょう。

そんな場合、GoogleAppsのためにDNSレコードの修正(CNAME設定とMXレコード設定)を行うとすると使い勝手の悪い場合も多々ある。弊社の経験だけでも以下のような点で非常に手間取る。

  • レコード修正ごとに何千円も料金が発生する
  • そもそも個別のMXレコード設定に対応していない仕様
  • 対応に時間がかかる
  • DNSレコードの設定反映周期が数時間に一度だったりして、他の作業に影響が出る
  • DNSのWeb管理画面が存在せず、書面での申込が必要

Dozenはその種の問題を解決してくれるかもしれない。早速使ってみた。

1.会員登録後、ドメイン未登録の状態。


2.ドメイン登録画面

管理したいドメイン名と、GoogleAppsから発行されたドメイン有効化用のCNAME値を入力する。

3.登録完了

4.登録済ドメインのDNSレコード設定確認/編集画面

5.その他のレコード設定画面

ゾーンファイルをいじるレベルの柔軟性があるわけではなく、A/MX/CNAME/TXTレコードだけが設定できます。Appsに必要なレコードタイプだけですね。

設定が終わると、ネームサーバとして

  • ns1.dzndns.com
  • ns2.dzndns.com

が用意される。これを自分のドメインのネームサーバとして登録すれば完了となる。ネームサーバが変更できない管理状態のドメインをお持ちの方は残念ながら使えなさそう。。

現状は無料で利用できるのは12レコードまで。Apps用に1ドメインを登録すると9レコード使ってしまうので、基本1ドメインしか登録できなさそうです。

DozenはAPIも公開しており、WebAPI経由でゾーン情報の編集ができる。Webサービスとの連携も柔軟に対応していく予定のようで、クラウドDNSサービスと呼べるかもしれない。今後に期待。