[salesforce]APEX、Visualforceの学習方法

By |8月 13, 2009|salesforce, |


Salesforceは当然のことながら米国で開発されており、基本的な情報は英語ばかりです。

また、APEX,Visualforceともにまだできて数年の歴史の浅い技術なのでまだまだ学習環境が整備されていません。

そんな中で、APEX/Visualforceの学習方法をまとめてみました。

新入社員への教育に困っている管理者の方、Salesforceの開発への参入に困っている方、参考にしてください。

※前提条件

  • Salesforceの基本的な学習は済んでいて、システム管理者レベルのスキルをもっている。
  • 一般的なプログラミングスキルをもっている。
  • Salesforceを学習したい

◆クックブックを読む

クックブック
ここからダウンロードできるクックブックを読む。
一番基本的な情報です。
ただ残念ながら日本語訳が追いついていなくて情報が古い場合がほとんどで
自分は開発時に実用的に使ったことはありません。
あくまで最初のとっかかりの参考までに。

◆リファレンスを読む

ほとんどの場合使うリファレンスは以下の3つです。

Force.com Apex Code Developer’s Guide

Force.com Web Services API Developer’s Guide

Visualforce Developer’s Guide
ここには常に最新の情報が集約されています。
リファレンスとして必要な情報は全てここにあるという信頼をして使っています。
大変便利。

◆米国サイトでひたすらTIPS検索

APEX,VisualforceのTIPSは普通にググってもほとんどでてきません。
開発に詰まったり、意味不明なエラーコードがでてきた場合、
最後に頼るのは米Salesforceサイトです。
http://developer.force.com/
ここでサイト内検索をして、ほとんどの場合ディスカッションボードから
ひたすらヒットを探します。
米ディスカッションボードは大変活発で、結構な確率で問題解決のヒントに出会えます。
どうしても英語に抵抗がある場合でも、本当に追い詰められたらなんとか読めてくるので
皆さん一緒にがんばりましょう。

◆サンプルアプリ、サンプルソースを読む読む

APEX,Visualforceで開発した成果物は特定企業のクローズド環境に納品することがほとんどなので
なかなかサンプルコードがオープンになりません。

実用に耐えうるサンプルアプリのソースを取得する一つの方法が
AppExchangeからの取得です。

AppExchangeからソース閲覧可能なアプリをインストール。
動作チェックしながら、ひたすらソースを読み込む。
AppExchangeはありがたいことに日本独自のサイトがあります。
http://www.salesforce.com/jp/appexchange/
この中でも日本のSalesforceラボが提供しているアプリがおすすめ。
非常に参考になるし、実案件でも十分に使えるテクニックが満載。

◆開発者トレーニングの受講

私も受けました。一期生です。
Force.com開発者コース

受講後魅力的に感じたのが
トレーニングを通して入手できる、サンプルコードとトレーニングテキスト。
5日間のトレーニングを通して、具体的なアプリケーションを想定した
APEXとVisualforceのサンプルコードを入手することができます。

ちなみに米国で行われたトレーニングで使われているコードは
http://www.salesforce.com/services-training/training_certification/training_classes/dev_501.jsp
こちらからみれます。便利。

トレーニングテキストは今でも手元において使っています。
日本語の情報があるとやっぱり安心。

◆Salesforceプログラミングバイブル

http://r.impressrd.jp/iil/salesforce

チラ見しかしたことないですが、きっと役に立ちそう。
日本語できちんとAPEX/Visualforceを紹介した本としては
現時点で唯一のもの、だと思われます。