[MBaaS][PaaS] Parse.comでNode.js + Express
MBaaSのParse.comがfacebookに買収された前後くらいに静的なWebページもホスティングできるParse Hostingの発表がありましたが、本日またまた「動的ページもできるようになったよ」と告知がありました。
MBaaSなのにWebホスティングや更にサーバサイドまでできちゃったらもうPaaSじゃないの?と私も思いましたがMBaaSというレイヤーを保持していればどうなろうと価値はあると思います。ということで早速触っておきます。
先に管理画面でWebホスティング用のサブドメインを決めます。
次にparseコマンドツールをアップデートします(古いコマンドツールですとgenerateコマンドがありません)Mac/Linuxの場合はコンソールで以下を打ちます。Windowsの場合はこちら。
[html]
$ curl -s https://www.parse.com/downloads/cloud_code/installer.sh | sudo /bin/bash
[/html]
あとはparseコマンドを打ってParse.com上のファイルを落とします。
[html]
$ parse new "ローカルのアプリケーション(ディレクトリ)名" //通常はParse.com上のアプリケーション名と合わせるかな
Email: //登録しているメールアドレスを訊かれるので入力
Password: //パスワードを訊かれるので入力
1:MyApp //登録してあるアプリケーション一覧が表示される
Select an App: //どのアプリケーションのファイルをローカルに落とすか番号を選択
[/html]
そうするとコマンドを実行したディレクトリの下層に指定したローカルのアプリケーション(ディレクトリ)名のディレクトリが作られ中にParse.com側のファイルが存在しますので以下のコマンドでアプリケーションディレクトリへ入ります。
[html]
$ cd "ローカルのアプリケーション(ディレクトリ)名"
[/html]
ローカルのアプリケーションディレクトリの中には「cloud」「config」「public」というディレクトリがあり静的なページだけであればpublic内のファイルを変更してデプロイするだけです。
試しにpublic内のindex.htmlを変更して以下のコマンドでParse.com側へデプロイします。
[html]
$ parse deploy
[/html]
あとは動的なサイトの構築方法ですがアプリケーションディレクトリ内でgenerate expressコマンドを打つだけでnode.jsのExpressフレームワーク環境を構築できます。
[html]
$ parse generate express
[/html]
最後にcloud/main.jsにrequire(‘cloud/app.js’);を記述するよう指示が出ますのでmain.jsを指示に従い修正しデプロイします。
[html]
$ parse deploy
[/html]
これでhttp://”自分で決めたサブドメイン”.parseapp.com/helloへアクセスし以下のように表示されれば動的サイトもバッチリです。
個人的な感想としては…ぶっちゃけHerokuより更に楽でした。
Parse.comがホスティングする意義はモバイルアプリに関連したサイト(ランディング、サポート、コミュニティなど)が必要になった時に一極集中できる点ですかね。
ただParse.comのコントロールパネル(ブラウザ上)でデプロイしたソース見れるなら編集させてくれるともっと良いと思います。
それどこのforce.com?なんですけどデータのアクセスコントロールしかり行き着くところはforce.comなのかもしれないというのは言い過ぎですかね。