[salesforce]WebサービスAPIのコール数制限
Salesforceとの連携システムを作る多くの場合、WebサービスAPIを使います。データローダを初めとした各種連携ツール、FacebookやTwitterなどのWebシステムとの連携などもWebサービスAPI経由で連携しています。
そんなWebサービスAPIの諸々特徴のまとめ。
WebサービスAPIのトラフィック監視
過去24時間以内にWebサービスAPIを使った情報を閲覧することができます。[設定]→[組織プロファイル]→[組織情報]→[API 要求数 (この 24 時間以内) ]からみれます。また、権限をもっていればデフォルトで設定されている「過去 7 日間に行われた API コール」というレポートから過去7日間のAPIコールの利用状況をみることもできます。
WebサービスAPIの同時リクエスト数制限
WebサービスAPIでは、ある20秒間に以下の数のAPIコール数制限を設けています。
組織タイプ | コール数制限 |
developer Edition | 5 |
トライアル組織 | 5 |
プロダクト本番組織 | 50 |
サンドボックス | 50 |
WebサービスAPIの24時間内リクエスト数制限
ある24時間内におけるAPIコール数の制限。その組織で契約しているライセンス数に応じてコール可能数が変動します。すべての制限はユーザベースではなく1組織全体での数字です。仮にコール数がオーバーしてしまった場合は、時間内でのAPIコール数が制限値を下回る24時間に入ると解除されます。
組織タイプ | 契約1ライセンスあたりの APIコール可能数 |
最小値 | 最大値 |
Developer Edition | N/A | 5,000 | 5,000 |
Force.com FreeEdition | ・Salesforce:1,000 ・Salesforce Platform:200 |
5,000 | 100万 |
・エンタープライズEdition ・プロフェッショナルEdition with APIアクセス有効化オプション |
・Salesforce: 1,000 ・Salesforce Platform: 1,000 ・Salesforce Platform Light: 200 ・Force.com – One App: 200 ・Force.com – Free: 200 ・Content Only User: 200 ・Gold Partner: 200 ・Silver Partner: 200 ・Bronze Partner: 200 |
5,000 | 100万 |
アンリミテッドEdition | ・Salesforce: 5,000 ・Salesforce Platform: 5,000 ・Salesforce Platform Light: 200 ・Force.com – One App: 200 ・Force.com – Free: 200 ・Content Only User: 200 ・Gold Partner: 200 ・Silver Partner: 200 ・Bronze Partner: 200 |
5,000 | 500万 |
サンドボックス | N/A | N/A | 500万 |
WebサービスAPIコールの算出例
- エンタープライズEdition組織で5ライセンスユーザ契約している場合は、5×1000で5,000コール可能です。
- エンタープライズEdition組織で15000ライセンスユーザ契約している場合は、100万コール可能です。(15000x1000だと最大値の100万を超えるため、100万のほうが優先される)
- DeveloperEdition組織で水曜日の午前5時に4500コールして、午後11時に499回コールした場合、木曜日の午前5時までの間にあと一回コールすることが可能です。
- エンタープライズEdition組織で20Goldパートナーライセンス契約している場合は、5,000回コール可能です。(20×200が最小値に達しないため、最小値が優先される。)