[salesforce]WebサービスAPIのコール数制限

By |11月 10, 2009|salesforce, |


Salesforceとの連携システムを作る多くの場合、WebサービスAPIを使います。データローダを初めとした各種連携ツール、FacebookやTwitterなどのWebシステムとの連携などもWebサービスAPI経由で連携しています。
そんなWebサービスAPIの諸々特徴のまとめ。

WebサービスAPIのトラフィック監視

過去24時間以内にWebサービスAPIを使った情報を閲覧することができます。[設定][組織プロファイル][組織情報][API 要求数 (この 24 時間以内)   ]からみれます。また、権限をもっていればデフォルトで設定されている「過去 7 日間に行われた API コール」というレポートから過去7日間のAPIコールの利用状況をみることもできます。

WebサービスAPIの同時リクエスト数制限

WebサービスAPIでは、ある20秒間に以下の数のAPIコール数制限を設けています。

組織タイプ コール数制限
developer Edition 5
トライアル組織 5
プロダクト本番組織 50
サンドボックス 50

WebサービスAPIの24時間内リクエスト数制限

ある24時間内におけるAPIコール数の制限。その組織で契約しているライセンス数に応じてコール可能数が変動します。すべての制限はユーザベースではなく1組織全体での数字です。仮にコール数がオーバーしてしまった場合は、時間内でのAPIコール数が制限値を下回る24時間に入ると解除されます。

組織タイプ 契約1ライセンスあたりの
APIコール可能数
最小値 最大値
Developer Edition N/A 5,000 5,000
Force.com FreeEdition ・Salesforce:1,000
・Salesforce Platform:200
5,000 100万
・エンタープライズEdition
・プロフェッショナルEdition
with APIアクセス有効化オプション
・Salesforce: 1,000
・Salesforce Platform: 1,000
・Salesforce Platform Light: 200
・Force.com – One App: 200
・Force.com – Free: 200
・Content Only User: 200
・Gold Partner: 200
・Silver Partner: 200
・Bronze Partner: 200
5,000 100万
アンリミテッドEdition ・Salesforce: 5,000
・Salesforce Platform: 5,000
・Salesforce Platform Light: 200
・Force.com – One App: 200
・Force.com – Free: 200
・Content Only User: 200
・Gold Partner: 200
・Silver Partner: 200
・Bronze Partner: 200
5,000 500万
サンドボックス N/A N/A 500万

WebサービスAPIコールの算出例

  • エンタープライズEdition組織で5ライセンスユーザ契約している場合は、5×1000で5,000コール可能です。
  • エンタープライズEdition組織15000ライセンスユーザ契約している場合は、100万コール可能です。(15000x1000だと最大値の100万を超えるため、100万のほうが優先される)
  • DeveloperEdition組織で水曜日の午前5時に4500コールして、午後11時に499回コールした場合、木曜日の午前5時までの間にあと一回コールすることが可能です。
  • エンタープライズEdition組織20Goldパートナーライセンス契約している場合は、5,000回コール可能です。(20×200が最小値に達しないため、最小値が優先される。)

参考:Implementation Considerations